2.下地補修

改修工事前に、外壁状況を調査いたします。
タイル面の浮き・ひび割れ・吹き付け面のクラック・爆裂・欠損があった場合は、その補修をおこないます。
下地補修は、建物を保護するためには、非常に重要な工事です。
塗装や防水工事の仕上がりにも影響するため、丁寧に作業いたします。

改修工事の仕上がりをきめる下地補修

□ ひび割れ補修
建物にひび割れが起こる理由は、大きく分けて2つ。
コンクリート自体の収縮によってできたひび割れの場合、割れた箇所にセメント材などを充填して修復いたします。
建物の構造上の理由によってできたひび割れの場合は、今後も大きくなる可能性があるため、挙動性のある箇所に関しては新たに溝を掘りシール材を充填する工法で、挙動性の無い箇所に関してはエポキシ樹脂を自動低速低圧注入器を使って充填し修復します。

□ タイル浮き補修
外壁タイルとコンクリート面の接着が弱まり浮きが出ている箇所に、エポキシ樹脂を充填しステンレス製の全ネジピンを挿入し固定します。

□ タイル張り替え工事
割れて破損したタイルを、部分的に張り替えます。
既存のタイルとの色合いに違いが生じないようタイルを選定します。廃盤等により同タイル、近似タイルが無い場合は新たに作成します。

□ 鉄筋爆裂補修
鉄筋爆裂はコンクリート内部の鉄筋が腐食によって膨張し、周辺のコンクリートを押し上げ、ひびの入った状態です。
まず脆弱化したコンクリート・鉄筋のサビを除去し防錆プライマーを塗布し樹脂モルタルにて埋戻し、修復します。

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